2009年にDOCGに3銘柄昇格!でもテーブルワインも素敵です。―ラッダインキャンティとママミランダ―
西麻布のVINO DELLA PACEのディレクター兼ソムリエであるイタリアワインの巨匠、N氏の「イタリアを極める」という・・すごい名前の講義に出てます。毎回、マニアックな話で、最高に楽しい!サンジョヴェーゼ大好きな私は、話を聞いているだけで血のめぐりが良くなる2時間です。それもトスカーナ州だけにスポットを当てて話す・・。トスカーナの風光明媚な景色が目に浮かんで・・涙しています。
でも、今回は最初にジャブを食らった気分。なんと、今年DOCGに3つ銘柄のワインがDOCから昇格との情報。まだ確かじゃないらしいけど、たぶん・・だそうです。今でも41もあり、(私が記憶にあった・・といっても10年前?は、10数個だったのに、あなたも?あなたも?いつのまに出世していたのね・・という状態)あと3つとなると44個。また覚えないといけないじゃないですか~8月までに。(泪)*その3つとは・・最後に記載しますね。
さて、今日は6本のトスカーナワイン。前半3本は、いわゆるキャンティ・・DOCG,DOC...美味しいです。で、後半が・・・この3本、どれもおいしかったです。特に、最後の1本が一番好きだったかな。
こんなに輝かしいのにすべてIGT(INDICAZIONE GEOGRAFICA TIPICA =テーブルワイン) です。「僕たちネ、法律に縛られたくない反体制派!それで美味しければいいじゃない?何か問題でも?」って・・(^^)してますよね。イタリアのワインのカテゴリーって難しくて、DOCGより品質もよく、高級な、テーブルワインがごろごろしてます。だから、ブランドではなく本当に美味しいワインを見極めるのが難しい、だから面白い!
右から、ティニャネッロ。スーパータスカン(SUPER TOSCANA、最初はアメリカ人が騒ぎだしたらしい、このネーミング!)のはしりともいえる、フィレンツェの名門貴族、アンティノ―リ家のワイン、デイリーワインのヴィラ・アンティノ―リも美味しいです。
さて、こちらが今日の注目の CAMPACCIO(カンパッチョ)
この、ラベル・・すごいでしょう!美しすぎます。
Terrabianca(テラビアンカ)が造るカンパッチオは、新しいスタイルのキャンティ・クラシコといえるのですが、、カベルネ・ソーヴィニヨンが30%以上使われているために、キャンティの名を名乗ることができないワインです。(本人は、気にしてない!) ファッション関係のビジネスで成功したスイス人のオーナー、ロベルト&マヤ・グルデナー夫妻が1988年にトスカーナに移住し、ワイン造りを始めたワイナリーであるテラビアンカは、シエナに近い15ヘクタールの畑は、石灰の地質で地表が白く反射するため、「白い大地」を意味するテラビアンカと名付けられました。 こうして生まれたテラビアンカのカンパッチオは、(この年のセパージュは、サンジョベーゼ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%)新しいスタイルとして、サンジョベーゼ97%の伝統的なキャンティ・クラシコであるスカッシーノとは、違った性格を持っているといえます。飲んだ感じはエレガントでしなやか、フィネスを感じることができます。
こちらが後ろのラベル。表がシンプルなだけにちゃんと裏には情報が書いてありました。
CMPACCIO 2003年 SELEZIONE カンパッチョ 2003年収穫 セレクション
TOSCANA INDICAZIONE GEOGRAFICA TIPICA トスカーナ産地表示付きテーブルワイン(あくまでカテゴリーは、フランス品種が混ざっているのでIGTなのです)
IMBOTTIGLIATO DA TERRABIANCA SRL DI TOBERTO GUIDENER(オーナーの元詰めですよ!)
RADDA IN CHANTI ITALIA トスカーナ州ラッダ・イン・キャンティ産
この町は、フィレンツェから車でシエナに向かう途中、いわゆるキャンティ街道にある小さな町です。
トスカーナを旅行した時、ラッダインキャンティにある、「ママ・ミランダ」というトラットリアに立ち寄り、炭火で焼いたビステッカ・アラ・フィオレンティーナ(地元キアナ牛を使った、シンプルなステーキ)を食べたことがあります。その美味しさと言ったら。。今だかつてそれを超えたビステッカに巡り合っていないほどの衝撃でした。 それと、ミランダの手打ちのパスタ。9月に訪れたため、裏山で採れたばかりのフンギポルチーノパスタは最高でした。あまりにも美味しく感激しすぎたジャポネーゼーだったから、ミランダに厨房にも入れていただき、ミランダ、娘さん、お孫さん・・と女性ばかりのキッチンに驚きましたが、これぞ、マンマの味ですよ・・。いろいろと親切に説明をしていただきました。
CASA VOGUEにも取材されたこともある、ミランダおばあさん(あのころで70歳くらい)のこのお店、最近は、食事だけでなく宿泊できるVIILAミランダを始ました。きっと、娘さんたちが彼女のレシピと意志をついで頑張っているのかもと、嬉しくなりました。今度は、お食事だけでなく是非、泊まりたいです。再訪する日を夢見て。。行ってみたい方は、↑villaミランダをクリックしてね!
こちらもIGT。12,000円の定価なので、レストランで飲んだら、3万近くするかも?さっぱりとした飲み心地から疲れない上品な味わい。オリーブオイルに良くあい、ミネストラや、パッパアルポモドーロなど、N氏いわく「はじけてる!」だそうです。(笑)疲れないというのが、言いえて妙で、これからの季節の赤としてはこのくらい洗練されている方が、飲みやすいと思いました。
カベルネ90 メルロー5 カベルネフラン5 のセパージュ
さて、栄えあるDOCG,2009年昇格予定のワインたちのご紹介。どれも北イタリアばかりなのがちょっと私には不服だけど。
CONEGLIANO-VALDOBBIADENE (コネリアーノ・ヴァル ドッピアーデネ)ベネト州 プロセッコ
MONTELLO COLLI ASOLANI(モンテッロ・コッリ・アゾラー二)ベネト州 トレヴィーゾ県
MOSCATO DI SCANZO (モスカート・ディ・スカンツオ) ロンバルディア州 ベルガモ 赤いデザートワイン
お高くなる前に買っておこう・・なんて不埒な考えが頭に浮かんだ方・・、正解かも!
でも、今回は最初にジャブを食らった気分。なんと、今年DOCGに3つ銘柄のワインがDOCから昇格との情報。まだ確かじゃないらしいけど、たぶん・・だそうです。今でも41もあり、(私が記憶にあった・・といっても10年前?は、10数個だったのに、あなたも?あなたも?いつのまに出世していたのね・・という状態)あと3つとなると44個。また覚えないといけないじゃないですか~8月までに。(泪)*その3つとは・・最後に記載しますね。
さて、今日は6本のトスカーナワイン。前半3本は、いわゆるキャンティ・・DOCG,DOC...美味しいです。で、後半が・・・この3本、どれもおいしかったです。特に、最後の1本が一番好きだったかな。
こんなに輝かしいのにすべてIGT(INDICAZIONE GEOGRAFICA TIPICA =テーブルワイン) です。「僕たちネ、法律に縛られたくない反体制派!それで美味しければいいじゃない?何か問題でも?」って・・(^^)してますよね。イタリアのワインのカテゴリーって難しくて、DOCGより品質もよく、高級な、テーブルワインがごろごろしてます。だから、ブランドではなく本当に美味しいワインを見極めるのが難しい、だから面白い!
右から、ティニャネッロ。スーパータスカン(SUPER TOSCANA、最初はアメリカ人が騒ぎだしたらしい、このネーミング!)のはしりともいえる、フィレンツェの名門貴族、アンティノ―リ家のワイン、デイリーワインのヴィラ・アンティノ―リも美味しいです。
さて、こちらが今日の注目の CAMPACCIO(カンパッチョ)
この、ラベル・・すごいでしょう!美しすぎます。
Terrabianca(テラビアンカ)が造るカンパッチオは、新しいスタイルのキャンティ・クラシコといえるのですが、、カベルネ・ソーヴィニヨンが30%以上使われているために、キャンティの名を名乗ることができないワインです。(本人は、気にしてない!) ファッション関係のビジネスで成功したスイス人のオーナー、ロベルト&マヤ・グルデナー夫妻が1988年にトスカーナに移住し、ワイン造りを始めたワイナリーであるテラビアンカは、シエナに近い15ヘクタールの畑は、石灰の地質で地表が白く反射するため、「白い大地」を意味するテラビアンカと名付けられました。 こうして生まれたテラビアンカのカンパッチオは、(この年のセパージュは、サンジョベーゼ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%)新しいスタイルとして、サンジョベーゼ97%の伝統的なキャンティ・クラシコであるスカッシーノとは、違った性格を持っているといえます。飲んだ感じはエレガントでしなやか、フィネスを感じることができます。
こちらが後ろのラベル。表がシンプルなだけにちゃんと裏には情報が書いてありました。
CMPACCIO 2003年 SELEZIONE カンパッチョ 2003年収穫 セレクション
TOSCANA INDICAZIONE GEOGRAFICA TIPICA トスカーナ産地表示付きテーブルワイン(あくまでカテゴリーは、フランス品種が混ざっているのでIGTなのです)
IMBOTTIGLIATO DA TERRABIANCA SRL DI TOBERTO GUIDENER(オーナーの元詰めですよ!)
RADDA IN CHANTI ITALIA トスカーナ州ラッダ・イン・キャンティ産
この町は、フィレンツェから車でシエナに向かう途中、いわゆるキャンティ街道にある小さな町です。
トスカーナを旅行した時、ラッダインキャンティにある、「ママ・ミランダ」というトラットリアに立ち寄り、炭火で焼いたビステッカ・アラ・フィオレンティーナ(地元キアナ牛を使った、シンプルなステーキ)を食べたことがあります。その美味しさと言ったら。。今だかつてそれを超えたビステッカに巡り合っていないほどの衝撃でした。 それと、ミランダの手打ちのパスタ。9月に訪れたため、裏山で採れたばかりのフンギポルチーノパスタは最高でした。あまりにも美味しく感激しすぎたジャポネーゼーだったから、ミランダに厨房にも入れていただき、ミランダ、娘さん、お孫さん・・と女性ばかりのキッチンに驚きましたが、これぞ、マンマの味ですよ・・。いろいろと親切に説明をしていただきました。
CASA VOGUEにも取材されたこともある、ミランダおばあさん(あのころで70歳くらい)のこのお店、最近は、食事だけでなく宿泊できるVIILAミランダを始ました。きっと、娘さんたちが彼女のレシピと意志をついで頑張っているのかもと、嬉しくなりました。今度は、お食事だけでなく是非、泊まりたいです。再訪する日を夢見て。。行ってみたい方は、↑villaミランダをクリックしてね!
こちらもIGT。12,000円の定価なので、レストランで飲んだら、3万近くするかも?さっぱりとした飲み心地から疲れない上品な味わい。オリーブオイルに良くあい、ミネストラや、パッパアルポモドーロなど、N氏いわく「はじけてる!」だそうです。(笑)疲れないというのが、言いえて妙で、これからの季節の赤としてはこのくらい洗練されている方が、飲みやすいと思いました。
カベルネ90 メルロー5 カベルネフラン5 のセパージュ
さて、栄えあるDOCG,2009年昇格予定のワインたちのご紹介。どれも北イタリアばかりなのがちょっと私には不服だけど。
CONEGLIANO-VALDOBBIADENE (コネリアーノ・ヴァル ドッピアーデネ)ベネト州 プロセッコ
MONTELLO COLLI ASOLANI(モンテッロ・コッリ・アゾラー二)ベネト州 トレヴィーゾ県
MOSCATO DI SCANZO (モスカート・ディ・スカンツオ) ロンバルディア州 ベルガモ 赤いデザートワイン
お高くなる前に買っておこう・・なんて不埒な考えが頭に浮かんだ方・・、正解かも!
by ST-LUCIANA | 2009-06-06 14:06 | wine